自己破産後って奨学金は?

近年は、不況や就職難の影響で大学卒業後に就職できずに、奨学金を返済できなくなるケースが増えています。
また、スムーズに就職できた場合でも一般の私立大学の4年間の学費を奨学金で賄った場合、大学卒業時に400~600万円程度の借金を背負うことになるため、給与の額によっては毎月の返済が重くのしかかってきます。
奨学金とはいっても、基本的に金融機関からの債務(借金)とほとんど変わりません。
このため、長期間支払いが滞ると法的な手続きによって給与を差し押さえられてしまうので、就職後も厳しい生活を強いられることになります。

奨学金は返済すべきものではありますが、生活が困窮すると、生活資金を捻出するために新たな借金重ねることになりかねないので、どうしても返済が不可能な場合には、早めに自己破産の手続きを行い、裁判所に債務を免責にしてもらうことも一つの選択肢といえるでしょう。
ただし、奨学金を申し込む際には連帯保証人を指名する必要があるので、本人が自己破産の手続きを行なうと、連帯保証人に督促が向かうことになります。
奨学金の債務残高が高額な場合には連帯保証人の生活に大きな打撃を与えることになるので、自己破産をする際には事前に連帯保証人とその後の対応について話し合っておくことが大切です。

なお、奨学金のみの免責でも自己破産をすると信用情報機関のブラックリストに登録されるので5~7年程度は新たな借金はできなくなりますが、周囲の人々に口外しなければ自己破産の手続きをしたという事実が職場・学校などに知られる心配はほとんどないので、まずは弁護士や司法書士に相談してみることをおすすめします。